マスターズの中継が日曜深夜としては異例の高視聴率となり、アジア人男性として初のメジャー制覇の快挙に湧きました。2019年のワールドカップといい、国民全体を動員できる力はスポーツをおいて他にはないと思います。成人のスポーツ実施率推移も平成の始め頃から倍増し、週1回以上の運動をする人は男女とも6割に達しています。しかしなぜかスポーツ関連産業は給料の低い業界と認識されてマネタイズに失敗しています。一方で儲かる業界は不用品をついでに売って潤っています。余計に働き余計に買うハイパー消費の時代は家や生活がものであふれ、浪費の目まぐるしいサイクルのなかで自分を見失い気持ちを重くします。理想の生活を求めて執着は強化され、際限ない消費社会のなかですでにその意味を失っているモア&モアの不毛な幻想に翻弄されます。スポーツに傾斜する人はストイックなまでに自らの肉体を鍛え上げ貯金より貯筋に励み、供給者とマスメディアが結託した自閉的資本主義から距離を取るために産業が育ちにくいのかもしれません。