正月の不摂生に帳尻をあわせるため昨日は食事を抜きました。最初から食べ過ぎなければ良いだけですが、程よいところで食欲を止められない理由は脳が遠い時代の飢餓の記憶に支配されているからです。食欲の多くは体が欲するものではなく心が欲しています。低血糖を過度に恐れる脳のデフォルトが空腹状態なのに対して、体は常に食べ過ぎで未消化物と蓄積され過ぎた脂肪による悪影響が現代病を生み出します。食事をしたりしなかったりという不規則性が消化器系に悪影響を及ぼすと警鐘を鳴らす専門家もいますが、そもそも人体は不規則に食べることが正常であり、規則正しい食事こそが人類史の異常事態です。間欠的断食は体を軽くするだけではなく食べることのありがたみを思い出させ、自ずと節制が効くようになります。最大のメリットは長寿遺伝子を活性化するもっとも現実的な方法であることです。飽食時代に生きる現代人にとって一度目覚めた食欲を抑えるなど崇高な宗教家でもない限り無理でしょう。食べ過ぎを常に奨励する脳を正気に戻す効果的な方法が時々行う断食だと思います。