「三島由紀夫事件 50年目の証言」を読みました。物心ついた後に起きた日本を揺るがす最初の大事件は三島事件です。「限りがある命ならば永遠に生きたい」と決行日の朝、三島は書付を残したと言われます。外国勢力と結びついた組織による間接侵略を三島は強く危惧していましたが、50年を経た今の日本はそれが顕在化していると思います。事件に先立つ7月7日の産経新聞のコラムに「このまま行けば日本は無くなり空っぽの経済大国が残るだけだろう」と三島が書いた未来は現在の日本の姿でしょう。超限戦という中共の静かな侵略は日米の深層に到達し、中国経済に飲み込まれた日本は米国大統領選挙の混乱によりアメリカという羅針盤を失えば漂流します。大半の日本人が戦後の自虐史観に操られ安保闘争の渦中にあった日本で、三島の非凡さは危機の本質を見通していたのでしょう。2020年の米国大統領選挙の本質が独立戦争や南北戦争から続く一連の底流と同じであることを理解するならすべての疑問が霧消します。歴史から学ぶべき最大の教訓とは、人類は歴史に何も学んでいないということでしょう。