現代の幸せ基準

娘が先日ラブラドールとカフェに行き犬用のランチを食べさせたところひどい下痢が数日続き動物病院で診察を受けました。何が悪かったのか分かりませんが、写真を見ると人間の食べ物に似せた餌でした。1.6兆円とされるペット関連市場を潤わすのは飼い主の愛情ですが、それらは歪んでいるのかもしれません。以前の飼い犬はそれほど長生きではありませんでした。今や20歳前後まで普通に生きられるのは最適化されたドッグフードの貢献だと思います。人間と同じ食べ物を与えることが犬の幸せだと考える気持ちは分かりますが、人間同様に生活習慣病を患うケースも増えています。動物を生きた道具として家畜化する歴史は9,000年前に始まりますが、犬だけは別格で3万6,000年前の埋葬された化石が発見されています。先史時代の狩猟集団は猟犬を従えていたと考えられ狩猟に大躍進が起き生産性は飛躍的に向上したとされます。犬は、もはやわれわれの体の一部のような存在ですが、人の幸せと犬の幸せは異なり、同様に先史時代から引き継ぐわれわれの肉体も、物欲まみれの現代の幸せ基準とは相容れないと思います。

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