夜逃げを載せないSNS

コロナ禍の生活は、リモートワークやGoToの方針変更に右往左往する大人たちではなく、若者の意識と行動をよりセンシティブに変えているようです。希望する大学に入りながら休学する学生も少なくないと聞きます。共同体に加わることに価値を置く日本の社会では、大学や企業は実体が存在しなければ意義を失うのかもしれません。去年まで娘が通っていた高校でも、リモート授業の増えた大学への進学に疑問を感じる生徒が目立つと言います。自分の人生を誰かに預ける忖度文化が限界を見せ始め、東京からの転出人口が超過に転じても、行動を変える人は少数です。一方、昨年まで就職ランキング1位の全日空や、タブー視される2021年のオリンピックやインターネット広告の影響で経営状況が注視される広告界のガリバー電通、盤石に見えたJRの経営でさえ安全圏とは言えません。ムラ意識に支配される日本人は他人の様子が気になりますが、マスメディアの偏向報道では社会の今を知ることはできません。自己顕示メディアでしかないSNSに夜逃げした話を載せる人もいませんので、雑音を消してひと目を気にせず生きることが平穏でいられる秘訣でしょう。

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