成長のための洞察力

四連休はどこの観光地にも人が戻りましたが、問題は売上が戻るかです。Go Toキャンペーンで人が戻っても一過性のぬか喜びかもしれません。人は不安を感じるとき、わずかな光に望みを託し悲観シナリオを想定外に置きます。準都市封鎖を経験した非接触社会で人々は、ライフスタイルと消費を変え始め、アパレルではワンマイルウェアが主役の座を占めるようになりました。アスレジャーが巨大マーケットになりスポーツ市場の救世主になったのとは逆に、ワンマイルウェアの衝撃はアパレル業界を破壊しかねません。消費増税以降ここまで経済が深手を負えば、反動消費の後は消費を手控えると考えるのが妥当でしょう。他方で不景気は悪いことばかりではなく、産業界にイノベーションが起きるのは決まって不況期です。追い詰められることで人は行動に踏み切り、わずかな望みであっても一か八かのアイデアを試すようになります。変わる必要性を認めながら人や組織が変わろうとしないのは、現状維持という思考的、感情的な欲求に従うからです。生き残るというよりプリミティブな肉体的な本能欲求が起こったとき、失うものへの執着を捨て成長のための洞察力が培われるのだと思います。

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