四季を感じる暮らし

行楽地に人が戻って来たようで、20台ほどが止まれる登山口の駐車場は朝5時過ぎには満車になり、あふれた車が道路を塞いでいたので登山は止めました。喉元過ぎれば熱さを忘れるで景気が回復してほしいものです。夏の名残のある東京とは違い、季節を先取りする山はすでに秋が進み、9月は遭難の多い季節でもあります。都会の9月はまだ残暑の印象ですが山頂などで風が吹けば低体温になり、天候が急変すれば遭難につながります。都会では嫌われる冬や夏こそ山が最高の輝きを見せる季節で、残雪から新緑に向かう季節も、空気が澄んだ秋の空も捨てがたい魅力があります。吉田松陰が29歳で刑死するとき、30年の春夏秋冬があったから後悔はないと言ったそうですが、その倍近い四季を経験しても未練があるのは、季節を身近に感じて来なかったからだと思います。田舎暮らしは何度かブームになり、初期のペンションブームの頃もそうでした。東京圏の転出超過が伝えられる今は、自然のもとでの四季を感じる暮らしが、都会で手にする収入以上の価値があると考える人が増え始めたからなのでしょう。

Translate »