コロナ禍が生み出したリモートワークは、マイクロマネジメントによる頻繁な監視や無用な打ち合わせ、はては個人の生活を覗き見するリモートハラスメント(リモハラ)まで起きていると言います。一方で、ほとんど質問の出ない授業を遠隔化してもメリットを超えるデメリットは今の所見つかりません。移動時間やコストなど人と会うことの代償をこれほど意識したことはありませんでした。非接触のSNSが時空を超えて擬似的に人間関係を維持してきたように、新たな働き方は生活を豊かにする可能性があります。年間60日のスキーをKPIにする星野リゾートの星野代表がスキー場からiPadで会議する姿をうらやましく思いましたが、誰でも森でハンモックに揺られながら会議に参加できる時代です。学校や職場に行かないことで4月の自殺者が過去5年で最低だったことも象徴的です。ワークスタイルを変えれば自殺も過労死も減少し、その選択肢ができることで主体的に働く自分を発見する人が増えるはずです。専門職としての自分のスキルを意識すれば、組織の内外という境界線なしに仕事を進めていく時代が始まると思います。