当然の変化を加速させる効用

北九州の小学校の集団感染が報じられますが、ポストコロナの非接触社会で一番変わるのは教育現場だと思います。リアルとバーチャルの使い分けが進み成果がよりシビアに吟味されるのはビジネスの現場と同じです。米国の大学では年間7万ドルもの授業料を払うことの正当性が疑問視されているといいます。莫大な学費ローンは社会問題になりバーニー・サンダース躍進の原動力となりました。教育から対面が持つ人間的な側面が欠ける反面、授業の生産性は劇的に向上します。他方で、オンラインコースで得た卒業証書は価値が低いとして、全米50校で大学に賠償を求める裁判が起き、来年度の大学入学者数が15%減り2兆5,000億円という巨額損失になるとの予想もあります。コロナのはるか以前からDVDや衛星放送により一人の教師を数万の生徒で共有することの有用性は分かっていたことですが、リモートワークや遠隔医療など今回の悲劇は当然の変化を加速させる効用があったと思います。

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