金正恩の死を前提に世界は動き始めたようです。昨年10月に受けた脂肪吸引手術の失敗で血管内に飛び散った脂肪塊が血栓となり心筋梗塞で重体になった噂を海外メディアが追認しました。父親も寿命を全うできませんでしたが30代半ばの青年が死ぬほど、贅を尽くした生活と喫煙が身体に悪いことが期せずして証明された形です。個人の健康が国の命運を決めるほど重要であり、組織や家族に責任を持つ人は一層健康に留意する風潮が広がるのかもしれません。一方で不要不急が消えた世間では高級食材がだぶつき暴落しているとされます。享楽的な都市型ライフスタイルへのアンチテーゼとして世界全体が低欲望社会化しつつある流れはこの騒動を通じて進むのかもしれませんが、一方で、東京にある20万軒の飲食店を守るために、来月配られる10万円を消費にまわすことは国への貢献になります。世界恐慌に見舞われるアメリカで1933年に大統領に就任したルーズベルトは就任演説で、「我々が恐怖すべきは恐慌ではなく恐怖そのものである」と述べ、米国経済を再建するために恐れず前進するよう呼び掛けました。今の世界も90年前と同じ岐路に立っているように見えます。