日本人にこそ悟りが必要

昨日は八ヶ岳に行きました。山はマインドフルネスに最適です。マインドフルネスと言うと瞑想、瞑想というと座禅をイメージしますが、もっとも気軽に行えるのは登山だと思います。修行の方法である座禅は一定の訓練を要しますが、登山には歩行と座禅と瞑想を組み合わせた効果があります。この時期の静かな森は五感を研ぎ澄ませ、世間に向いた目を自分に向けることができます。憂鬱なことがあっても山に入るだけで気分が晴れます。今この瞬間が大切に思え、執着から解放されてシンプルで身軽な生活を送ることの心地よさを思い出させてくれます。不況になっても、シンプルで堅実な生活の良さを知っていれば無闇に悲観をすることもなくなります。スティーブ・ジョブスは禅に深く傾斜し、ビル・ゲイツも日本庭園を愛で、ラリー・エリクソンが南禅寺に家を買ったように、シンプルさを特徴とする日本の伝統文化は海外で評価されますが、日本人の目は欧米型の派手な世界観に向いたままです。日本人は「悟り」と言う言葉を使いますが、意識の構造的な転換が必要なのは日本人の方かもしれません。

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