世紀の金融犯罪?

日本工学院の授業のケーススタディにワークマンを取り上げ、高騰を続ける株価はバブル時代の再来のようだと話していたのは1ヶ月ほど前です。米中政府の株価操作もあって昨日はそこからさらに28%も上昇して、年率換算なら恐ろしい倍率です。昭和の時代は遊ぶと言うと競馬に麻雀、パチンコにゴルフと相場が決まっていてどれも賭けの対象?ですが、株ほどギャンブル性の高いものはない今の時代はいつか来た道です。株式を金融商品ととらえ短期売買で儲けようとする投機的株主と、企業に資金を提供し成長させて配当を受け取る安定株主を一緒にするところに株主至上主義の致命的欠陥があります。ROIを用いると分子の利益が一定なら分母の投資額を減らすと投機的株主は喜びます。日本的経営が想定したのは後者なのに投機的株主が会社を乗っ取ると安定成長や安定雇用を守れなくなります。90年代以降注目されたプロ経営者が胡散臭いのは多義的な企業価値について金儲け以外の尺度を持たなかったからだと思います。会社の時価総額を4年で6分の1以下にしてしまい株券印刷会社と揶揄されても居座る大塚家具の社長はその時代の残滓なのか、それともビジネスモデルに見切りを付けた父娘が大塚家へ高額配当を還元するために仕組んだ自作自演のプロキシーファイトだったのでしょうか。血肉を分けた親子が共犯なら世紀の金融犯罪が暴かれることはないでしょう。

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