2年前にわが家にホームステイしていたオーストラリアの留学生が、高校卒業後日本と韓国を一月半かけて旅行中にわが家に滞在しています。英語以外に日本語と中国語をほぼ完璧に話し今はフランス語を勉強しているという彼女の行動は従来の旅行者という概念ではくくれません。暮らすような旅という旅行の文脈を超えて両者が融合しています。留学時代の友人と会ったり、下北沢の古着屋を見たりグーグルマップを片手に大阪で買ったICOCAでどこにでも行きます。もはや旅行というカテゴリーでくくることが憚られるロングステイを見ていると、もしかしたら自分は都会が嫌いなのではなく、画一的な日本の都市を見飽きて退屈なだけだと思います。MaaSによりシームレスな移動が実現しそのICTプラットフォームに住居と仕事と信用スコアが乗れば働くことと世界中への移動が融合した新しい生き方が生まれます。人口減少と空き家、生産人口の減少に悩む日本が優秀な労働力という関係人口を世界から集めるために、目先のインバウンド集客など観光に留まらない戦略が必要だと思います。