生きる意味

同じ毎日を繰り返す単調な生活はあっという間に過ぎます。時の流れを緩やかにする方法は挑戦しかないと思います。ファーブルのような昆虫学者が夢だった中村医師がアフガニスタンに関わるきっかけは、氷河期に遡るモンシロチョウ起源の地とされるヒンズークシュ山脈登山に医師として同行したこととされます。「百の診療所よりも一本の用水路」と語り、長年の紛争で疲弊したアフガニスタンの不毛の大地を病院や用水路建設で潤した偉業への信念をどうすれば持てるのでしょうか。「軍事力があれば自分の身を守れるという迷信から自由でいられる」と語り、復興事業によって平和が戻る日を夢見ていた気の遠くなるような忍耐力を人が持ちうることを教えてくれます。人生において時間が何より大切と考えるのは、残された時間が刻々と希少になっていくからです。確かなことは誰しも死を運命づけられていることです。期限があるから人生を動機づけられ、自己の可能性を探求する旅にこそ生きる意味を見出すのだと思います。

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