始まるポストバブル消費

団塊世代が後期高齢者になる2025年問題が取りざたされます。単に例年の倍の人口というのみならず、この世代独特の感覚が消費をリードしてきたと思います。1980年代の後半に社会に出た自分にとっての原体験は短いながらも強烈なバブル景気時代です。団塊の世代に至っては1970年代、80年代の狂乱的な経済成長の時代に社会人生活の半分を過ごしていますから、2025年以降は本当の意味でのポストバブル消費が始まると思います。幸せな社会人生活を送り蓄えのあるこの世代のお気に入りは海外旅行です。働き詰めの企業戦士は短期間の海外旅行で一気に散財し、その消費パターンがいまの観光宿泊産業に根付いています。自分の30年のサラリーマン生活を振り返っても夏休みに1週間海外に行き、あとはほとんど休まないという働き方でした。しかし、時間が増えて安い航空券が取れる状況になると海外旅行はなぜか面倒に感じます。現地に数日滞在するために、往復20時間近く飛行機に乗る感覚は、かつてスキーシーズンに夜行バスで何度も週末スキーに行った消費行動を今の若者が理解できないのと同じだと思います。

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