変化に楽しさを見出す

経団連の中西会長が「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです」と言い切ったのは実態の追認とは言えちょっとした衝撃です。終身雇用を謳歌してきた経済界トップの口から出た言葉ゆえに切迫感があります。異例の人事で本社復帰し瀕死の日立を立て直した人物をしても、終身雇用モデルの継続は不可能なのでしょう。収奪と格差の拡大に加担した資本主義の限界が囁かれ始めた昨今、企業のあり方が変わるのは当然です。人間は環境変化に適応することで生き残ったのですが、それは結果論であって本来は変化が嫌いです。終身雇用を長年信仰してきた人にとって、とくに外から強制されて変わることは容易ではありません。社会人に必要な資質は変化に楽しさを見い出せるセンスかもしれません。

Translate »