働く動機は死への恐怖?

日本工学院でキャリア論の授業をするようになって働く意味を考えます。2年前にサラリーマン人生を止めた理由は複数ありますが、いま感じるのは先の見えない生涯働く人生こそが安息の地と思えたからです。これは以前の考えと真逆です。昔は先の見える働かない人生が理想でしたが、その考えがいつも感じていた不安の原因だと気づきました。先の見える人生はリアルに死を直視することになります。定年退職して蓄えをやりくりしてたまに海外旅行に行きながら徐々に体が弱っていく、そんな人生を受け入れる度胸はありません。リタイアは自分にとっては死亡宣告と同じで、歩みを止めれば死ぬのを待つだけの人生になります。一番の動機は死へのカウントダウンの恐怖だったと思います。働くことは対価が前提ですから一定品質を確保する義務と緊張感が生じます。それゆえ人間は前に進めるのだと思います。

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