カウンターカルチャーへの憧憬

連日報道される日産問題について日仏自動車戦争の国策捜査との指摘もありますが、重要な論点とは思いません。問題は資本主義システムの踏襲が際限ない人間の欲と企業の成長を目指す結果繰り返される弊害です。企業のゴーイングコンサーンそのものが害になりうることが意識され始めたのは2008年のリーマン・ショックだと思います。今の日本が失われた30年であり、2050年には先進国から転落するとの予測もありますが、急激な経済成長とそれを重視する風潮が人間疎外や人間性の喪失を招いたことを考えると気持ちは複雑です。ぼくのまわりには二つのタイプの人間がいます。片方は既存の社会や経済の構造を是とするエスタブリッシュメント的思考の人で、もう一方は新しい価値観や行動規範に覚醒したカウンターカルチャー的思考の人です。今の自分が後者に染まるのはキャリアの大半を保守的な企業で過ごしたことの反動かもしれません。お金を稼ぐことより、普段の生活のなかに夕焼けの空を見上げる穏やかな時間があることの方が今の自分にとっては重要です。

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