依存といたわりの境界

高齢の父とたまに喧嘩をします。最低限のことを自分でさせようと促すと、高齢者をいたわらない親不孝に映るようです。自立を失えば生きる力が弱まります。父親の時代には、運動と健康、自立と幸福などの関係が今ほどは解明されていないので、楽をさせてもらう安楽な老後を当然と考えるのも無理ないことです。しかし、この誤解は年代を問わず存在します。多くの人が楽をすることや快楽を求める人生を無批判に受け入れます。即物的な欲がエゴを生み、自分の身体を蝕むだけでなく世界を住みにくい場所にしてきたと思うのです。

Translate »