本質から目をそらさせるフィクション

留学して5ヶ月が過ぎる娘から昨日手紙が届きました。世界と瞬時につながれる時代なのに、月一度の手紙で事足りるし人間的な温もりを感じます。むしろ限られた情報が人間の豊かな感情を育んでくれます。世界が追い求めてきた便利さの追求は、刹那的な喜びや執着を生みやすく、結局のところ人々を幸せにしてこなかったと思います。これまで信仰してきた進歩の概念が、人間心理の深い底流にある感情とすべて逆だったとしたら、社会への認識は逆転します。富や消費の概念ははかなく消える喜びであって、本質から目をそらさせるためのフィクションなのかもしれません。あまりの暑さのためか昨日はヤモリが玄関に入ってきました。

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