偽りのホスピタリティ

30年と5ヶ月に及ぶサラリーマン生活に別れを告げてちょうど今日で1年になります。初めて新甲子温泉に来たのが退職後約1ヶ月の昨年10月3日。後先のことを考えず、ただ面白そうという直感に頼って旅館を買い決済したのがその2ヵ月後の11月28日です。

変に利口で思慮深くなかったからこんなに刺激的な経験ができることを思うと、人生は何が幸いするか分からないと思います。そこから苦難の日々が始まるのですが、どのエピソードもなぜか美化されて今となってはよい思い出です。それは多くの人が見返りを期待しない善意により助けてくれたからだと思います。

宿泊業はホスピタリティ産業といわれますが、ホスピタリティは本来見返りを期待しない無償の行為です。しかし産業としての宿が提供するのは金のための偽りのホスピタリティです。金を中心に経済が回っている以上避けられない問題ですが、答えを探っていきたいと思います。

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