喪失の意味


大月に出講した足で八ヶ岳に行こうか迷いました。パセリが亡くなり1週間の今、その数日前に一緒に歩いた森に行くことには躊躇があります。パセリのいない思い出の場所は喪失感を募らせます。共に過ごした12年4カ月は平凡な日常に見えて、自分の内面に深く入り込んでいました。もう一緒に暮らすことのできない現実を受け入れるには、パセリが大好きだった森を歩くことは、避けられない過程に思えます。パセリの死を通して自分は何を大切に感じるのか、という問いに向き合うようになりました。パセリの写真を見ても涙は出ません。しかし、文章を書き始めると涙が溢れるのは、パセリは自分にとって何だったのかという意味を問うからでしょう。パセリの喪失をポジティブにとらえ未来を向くには、まだ時間がかかると思います。悲しみを抱えながら、自分が本当にやりたいことに正直に生きることが、今できる唯一の前進のような気がします。

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