旅で人生は変わらない?


旅は娯楽の王様であり、人は人生を変えるような感動体験を求めます。4月に行ったエベレスト街道も、標高5,500mの世界に立てば、自分の人生を変えるようなことが起こるのではないかと淡い期待を持ちました。そんなことは起きません。エベレスト街道の壮大な山々に感動し、自分はここで人生を変えるのだと決意はします。しかし、帰国して日常生活に戻り、1月半が過ぎる頃には元の習慣に引き戻されます。旅を自己変容装置にするには「感動」はその入り口ですが、すぐに消えます。一昨日のエベレスト登頂報告会の参加者の多くが、日本人の50万人に1人しか登っていないエベレスト登頂者です。人間は統計よりも身近な環境に影響を受けるので、「もしかしたら自分も・・」という自己効力感が生まれます。しかし、これでも人生は変わりません。結局人は、撤退できないような状況に自らを追い込まない限り変わらないものだと感じます。

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