一瞬の破壊的な幸せ


昨年は古来より脈々と続く山口県での石風呂の体験に始まり、四国、九州まで石風呂の遺構調査に遠征するなど、サウナの源流をたどる一年でもありました。これまで入ったサウナで気持ち良く汗をかけた施設に共通するのは、サウナストーンの量が多いことだと気づきました。今も北欧で愛される伝統的なスモークサウナにも大量のサウナストーンが置かれ、その点で石室そのものを温める石風呂や韓国に見られるスッカマは、サウナの正統な源流と言えそうです。昨年末には業界を震撼させる事件が起き、サウナを取り巻く環境は決して良くありませんが、それでもサウナの素晴らしさは変わらないと感じます。それには前提条件があって、良好な体調、サウナ室の温度・湿度、良い水質と適切な水温の水風呂、冷気を浴びられる開放的な外気浴などが揃った結果生まれる、一瞬の破壊的な幸せのためにサウナはある気がします。

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