
欧州の成長エンジンだったドイツが、構造的な経済危機に直面しています。ドイツ経済の象徴である自動車産業の停滞は、一時的な景気後退を超えて進行しているようです。「値下がりしない資産」として扱われてきたメルセデスGクラスやポルシェの一部モデルの神話が崩れ始めました。ヨーロッパ勢の極端なEVシフトは、バッテリー劣化も敬遠され、リセールバリューを壊したと思います。機械的な剛性感が強みだったドイツ車は、近年ソフトウェアのバグに悩まされ、信頼性は低下の一途に見えます。他方で、日本車の品質は揺るがず、機能美と洗練を手に入れたデザインは強みになりつつあります。故障に怯えながら見栄を張る高額消費疲れも、その動きを加速させます。内燃焼機関を捨てたときに変わった、ゲームチェンジの残酷さは、これから訪れるのでしょう。