食べない魅力


昨日は一日白河の古民家にいて、久しぶりに断食をしました。家を離れるときは食を断つ絶好の機会です。もちろん食べることも好きですが、同様に食べないときに感じる清々しさも好きです。産業は人々を都市に縛り付けるために様々な快楽で魅了しますが、その最右翼は飲食でしょう。ウォーレン・バフェットの右腕として知られるチャーリー・マンガーに言わせると、この100年と過去100年の最大の違いは貧困者が太っていること、すなわち食糧事情の改善が新たな健康被害をもたらしたことだと言います。目先の欲求に飛びつくことは、食生活においても投資の世界においても忌避すべきことでしょう。産業界は食の素晴らしさを喧伝しても、その対極にある食べないことによりもたらされる静けさの魅力は伝えません。人間は非合理な行動を取りやすく、感情に流されがちで、それを証明するのが食原病と呼ばれる生活習慣病の蔓延かもしれません。

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