正直というクオリティ


昨日はかつて旅館のあった西郷村に泊まりました。旅館から一番近かったドラッグストアに久しぶりに行くと、競合する大型店がより便利な立地に出店してしまい、当時ほどの客入りはなく、店内にはどこか寂しさが漂います。大袋に入ったみかんを買ったのですが、レジの女性は果汁の出たみかんが一つあるのでお取替えしますと言います。別に腐っているわけでもなく、見過ごしたからといって咎められるような状態ではありません。それでもあえて交換という面倒なことを自分ならするだろうか、と考えると複雑な気持ちになります。競合するドラッグストアは生鮮食品を充実させ、安売りを武器にしながら、いまや一般の食品スーパーと変わらない品ぞろえで、この店にとっての将来には暗雲が立ち込めています。それでも正直な商売を貫こうとするその姿勢に頭が下がります。

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