
昨日は南会津に行きました。途中鬼怒川温泉や川治温泉といった、昭和の時代には我が世の春を謳歌した温泉街を通ると、極端な二極化を目にします。得意の絶頂があれば失意のどん底もあるのがこの世の定めですが、現実はより冷酷です。伊藤園ホテルズやごく一部の差別化された旅館には平日でも宿泊客の車が駐車場を埋め、それ以外は静かに廃墟をさらします。安売りは正義という教義は、景気が回復したとされる宿泊市場においても有効です。ごく一部の投資家だけが富を独占するグローバル経済の原理は、地方の温泉街においても見ることができます。経済においては貪欲と臆病という極端かつ強力な二つの感情が周期的に繰り返しますが、多くの人はそれを忘れて行動します。ウォーレン・バフェットは周囲が貪欲なときに売り、臆病なときに買い、成功した経営者や投資家は皆同じことを言います。問題は今が売りか買いかを判断するセンスでしょう。