
昨日は出講の日でした。コンサル時代から研修は比較的好きな仕事で、同様に授業も好きです。準備で自身が能動的に勉強をすることと、頭と体を同時に使う思考の身体性がもたらす気づきがあるからです。「学ぶための最良の方法は教えること」と言われるのは、誰かに教えることを想定すると、意味の理解・構造の把握を意識するようになり、自らの学習理解が深まるからとされます。授業中に自分の声を聞きながら思考するという新鮮な体験が貴重なのは、自分の発言を客観的に聞くメタ認知による自己理解が進み、考えを言語化することで、初めて思考が整理されるからだと思います。自分の話なのに、新たな気づきがあり、アイデアが発展して思わず膝を打ちたくなることもあります。典型的なのは自分が知らないことを学生との対話のなかから見つけるときで、答えを知らないスリリングさも加わり、これこそ授業の醍醐味のような気がします。