デザイン思考


東京大学は5年制の新学部「カレッジ・オブ・デザイン」を2027年9月に開設すると発表しました。薬学部以来70年ぶりに開設される文理融合型学部は、学生が自ら学ぶテーマを決めるのが特徴です。学部長に就くマイルス・ペニントン氏は「デザイン先導イノベーション」を専門とし、1877年の開学以来、初めての外国人になります。秋入学を導入し、1年間全寮制という環境もユニークです。世界最高峰のデザイン・アートスクール、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の流れを組む本学は、デザイン思考によるイノベーションの創出を目指します。20世紀のデザインは、プロダクトの形状や人間工学を意味しましたが、デザイナーがプロダクトを生み出すプロセスが、政策や戦略の分野でも有効とされるようになりました。「共感、定義、概念化」という過程を経ず、手っ取り早く儲かるモノマネ思考が、今日の日本の停滞をもたらした気がします。

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