
近所の図書館に行くと、接客に問題のある男性職員がいます。自分と同年配で、身ぎれいにしていて、いかにも一流企業を最近退職したという雰囲気ですが、態度と要領が悪く、いつもため息をついています。「俺は部長で〇億動かしていたんだ」とか言いそうなタイプで、短時間接するだけで不快になります。自由になれるはずの第二の人生を、いやいや仕事をして過ごすのは不幸ですし、まわりも迷惑です。長年言われるままに働いてきた人は仕事が嫌いで、ライフシフトを理解できず、仕事の主体性を放棄します。問題は、人生の切り替えには一定の時間と準備を要することで、老後はのんびりなどと悠長に構えていると、体も心も錆びついてしまいます。自分のように、第一の人生でたいした成功も達成感もない人間はむしろ有利で、失うものに執着することなく、そのコンプレックスと復讐心が第二の人生を生きる原動力になる気がします。