知りたいこそすべて


石風呂を調べ始めると幸か不幸か文献は多くありません。有名なところでは瀬戸内沿岸でとくに石風呂が集中する、周防大島東和町に生まれた民俗学者の宮本常一氏の本で、ありがたいことにAmazonで昭和40年代に出版された書籍を入手できます。とくに手に入れたいのが慶應義塾大学医学部放射線科学教室初代教授の藤浪剛一氏の本で、氏は石風呂を医療面からとらえ、現地調査に基づく学術報告を戦前に行っています。氏の一部の本は国会図書館デジタルコレクションにおいて無料で読めますが、戦前に出版された本でもKindle版があるので読みやすさからこちらを購入しました。資料が少ないほど価値の希少性は増し、石風呂への関心を一層高めます。結局何を学ぶにせよ、旅行に出るにせよ、無性に何かを知りたいという欲求こそが人間を行動させる原動力のすべてだと思います。

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