
この数年のライフワークはサウナですが、その間にサウナ市場を取り巻く経営環境は変貌しました。刹那的なブームは去り、サウナ施設の売り物件が増え、数億を投じた都心の高級サウナなら撤退も容易ではありません。成長のS字曲線で考えると、導入期、成長期、成熟期に要する時間は同じで、急成長した分、衰退期は足早にやってきます。サウナには2つの魅力があって、一つは「調い」と呼ばれるデフォルトモードネットワークのエネルギー消費を抑制する脳疲労の解消であり、もう一つは深部体温を上げ皮脂腺から出る汗による解毒や体温上昇による免疫力向上です。昨今のブームは専ら「調い」に重点が置かれた結果、自分のようにアドレナリン分泌が減り中毒症状が解けてしまう人も増え、ブームが陰り始める一因になったと思います。他方で、後者の健康効果は永続的なトレンドであり、それを具現化する施設を模索する日々です。