知恵の詰まった古民家

【知恵の詰まった古民家】
戦後80年の2025年が幕を開けました。戦争の記憶は薄らぎますが、過去に学ばなければ誤りの歴史を繰り返すことになります。昨年はサウナ施設と同時に多くの古民家を見に行きました。戦後の日本は進歩という名の恣意的な方向性を妄信するあまり、先人達の古い暮らしの知恵を軽んじてきたと思います。便利さや快適さを必要以上に追及した結果、新建材で建てられた家屋は自然とは相いれない異物として街並みを破壊しました。他方で、地震大国日本では年々耐震基準が強化されますが、現代の家は揺れによりひとたび軸が狂えば全てが廃棄物になります。伝統的な日本家屋は基礎に固定されていませんので、自ずと免振構造となり揺れに強く、傾いても元に戻すことができます。法律に縛られる今日の建物は自然とは相いれず、持続可能性も低いものかもしれません。建築基準法以前の先祖の知恵の詰まった古民家を、一軒でも残したいものです。

Translate »