都心で野生動物の大群と遭遇

週末の朝ラブラドールと公園に行くと、上空を2、300羽の渡り鳥の大群が通過していきます。シベリアから越冬のために鹿児島県の出水あたりに向かうツルなのか、青い空を背景に大型の鳥が南西の方向に遠ざかって行きます。都心で野生動物の大群と遭遇することなど、この季節だけの貴重な光景と言えるでしょう。ヒマラヤの8,000m峰をも超え、現代の超長距離旅客機並みの13,000kmを体内に蓄えたエネルギーだけで飛び、GPSなしに正確に目的地を目指す野生のメカニズムと群れの集団知能は驚異的です。人類もある時期までは強靭な生命力と賢明な身体能力を持っていたはずですが、脳が作り出した欲望によって自らを甘やかし、ほしいままに振る舞う傲慢さで野生は失われたと思います。様々な発明によって肉体を拡張し生き残る戦略を採用した時から、人類は野生に戻ることを許されない宿命なのかもしれません。

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