石こそが時代を超える

昨日は横須賀市と逗子市にまたがる、鷹取山(139m)に登りました。登ったと言っても実態は小高い丘で、大田道灌がたびたび鷹狩りをした場所と言われます。湘南妙義の別名が示すように、切り立った岩壁はかつてクライミングの名所として知られました。ハイライトは岩に彫られた巨大な磨崖仏で、高さ8m、幅4.5mの巨大な弥勒菩薩尊像は、1960年に凝灰岩の石切り場に地元の彫刻家が、1年をかけて制作した作品です。日本では縄文の昔から強いエネルギーを持つ巨大な岩への信仰が強く、磐座は神が降り立つ場所として祭祀が行われてきたとされます。住宅街からわずかな時間で登れる場所で、古代から続く信仰のエネルギーに触れることができる、貴重な場所だと思います。ピラミッドがそうであるように、石こそが時代を超えて遠い未来へとメッセージを残す手段であることは、現代においても変わらないのでしょう。

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