新しいカリスマ

現職が負けたことのない都知事選の勝者は、投票率が5.62%上がりながら743千票も失った小池氏ではなく、メディア露出により一躍全国区の知名度になった前安芸高田市長の石丸氏でしょう。質問に答えない石丸構文をネガティブにとらえる人もいますが、マスメディアとネットメディアで対応を変えている点において確信犯です。相手を怒らせて切り取りやすい失言を狙う、旧態依然とした炎上狙いのインタビュアーが相手ならなおさらでしょう。広島一区への出馬発言で政治界隈をざわつかせ、テレビへの塩対応をするのも話題性を狙った石丸劇場の目論見通りです。一方で、争点が比較的シンプルな2つの訴訟で、敗訴判決を受けた無理筋の主張は、弁舌さわやかい新しいカリスマの姿とは重なりません。知名度勝負の政治家にとっては悪評も評のうちであり、来年11月の広島県知事選に注目が集まりそうです。

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