妻がしばらく家を空けているため、料理をする機会が増えました。娘と2人分ですが、それでも目標時間までになるべく短時間で料理を作るためには、料理脳とも言える部分が働きます。料理脳とは、素材の特性や調理法に対する理解ではなく、それらを最短工程で作るための段取り力です。旅館を営んでいた頃は、この脳の働きが生命線でした。人生に後悔があるとすれば、比較的最近まで料理をしなかったことです。他人に作ってもらった美味しさよりも、自分で工夫して発見する美味しさの方が刺激的です。以前は中華料理をよく食べに行きましたが、手抜き調理で簡単に作っても外食と遜色ない味に仕上がります。外食に気が進まないのは、外での環境ではくつろげず、味わうことが難しいからです。好きな音楽でもかけながら、周りを気にせずにリラックスして食べることができ、誰に気兼ねすることなく食後の余韻に浸ることができます。