原油生産量全米8位のワイオミング州で、2035 年までに電気自動車の販売を段階的に廃止する法案が議会に提出されたと伝えられます。EV充電インフラの欠如と、バッテリー内の鉱物がリサイクルまたは廃棄できないことを問題にしています。今から120年前の1900年に米国で生産された自動車4,192台の28%が電気自動車で、その販売総額はガソリン自動車と蒸気自動車の合計額を上回っていました。しかし、ヘンリー・フォードがエンジンを大量生産したことで、ガソリン自動車の価格は電気自動車の4割弱まで下がり、テスラのような革新的な企業が出現する21世紀に至るまで、内燃焼機関の優位性は揺るぎないものとなりました。排ガスや排気音がないEVは一見すると環境にやさしくそのドグマを人々は信奉しますが、温暖化問題にせよ、太陽光発電にせよ、結論の出ていない議論を拙速に進めるレトリックが世界を覆うことは危険でしょう。