農業経済学者の鈴木宣弘氏の書いた「世界で最初に飢えるのは日本」を読みました。ウクライナ北東部ハルキウにある世界最大級の種子バンクが、ロシア軍の攻撃によって損害を受けたことは、イラク侵攻時になぜか種子バンクが破壊されたことを思い出させます。アメリカは貿易相手国の農業を駆逐するために貿易自由化を強要し、自国の補助金漬け農産物で世界を支配する方法が一番安上がりであることを知っています。かつては自民党の大票田だった農家が年々その力を削がれ、穀物メジャーは全農を買収するために協同組合の株式会社化を要求して来たと言います。戦後学校給食をパン化させ、日本で売られるほとんどの食パンからは発がん性のあるグリホサートが検出されています。バイオメジャーの種と農薬を買わなければ農業ができないという悪夢から逃れる方法は、自給自足しかないのかもしれません。