ストーリーとしての競争戦略を地で行く

星野リゾートの星野佳路氏の講演を聞きました。概して大企業ほど企業経営者の話は予定調和で退屈なものですが、飽きさせず、なるほどと膝を打ちたくなり、100枚以上のスライドを1時間ちょうどで切り上げるあたりは、希代のエンターテイナーです。戦略のハイライトは「独自の姿への3つのステップ」にあります。最初のステップは生産性のフロンティアと呼ばれるもので、青森屋で毎日演奏される津軽三味線やトマムの雲海テラスのように、スタートラインに着くための必要条件です。二番目のトレードオフを伴う独自の活動はフラットな組織など、競合相手に犠牲を強いるトレードオフにより参入障壁を築きます。最後の活動間のフィットは、二番目の要素であるフラットな組織、運営特化、サービスチーム、ブランディング、日本旅館メソッドといった活動をつなげるもので、その巧さはストーリーとしての競争戦略を地で行くようです。

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