福島で打ち合わせをして東京に戻ったのが21時頃でしたので、夕食は摂らず週末にかけて2日間の断食をしました。食べる誘惑があまりに魅力的なために、人は食べないメリットを見過ごしますが、長寿遺伝子の発現が知られることで断食はメジャーな健康法になりました。本格的な断食でなくても、その効果を実感でき食欲の不思議に思い至ります。「食べたい、食べたい」とあれほど渇望していた感情は、断食をするとどこかへ消え去り、食欲を発していたはずの自分の身体と冷静に向き合い対話ができます。食べることを絶対視して食欲を無条件に受け入れるのではなく、食べても良いし、食べなくてもよいという余裕が生まれると、食事を逃した時は恰好の断食の機会に活用できます。食欲を見つめることで訪れる心の平穏を知ると、すべての執着、怒り、欲望を手放すこともできそうです。