生きる能力を磨く遊び

秋を感じる季節に入ると、夏山シーズンが終わることに焦りを覚えます。8月でも低体温症による遭難事故は起こりますので、夏の感覚の残る9月は魔の季節です。危険と隣り合わせのレジャーである登山は、天候悪化や様々なアクシデントに備える必要がありますが、不安があるから念入りに備えるようになり、その状況に陥っても頭が真っ白になることはないのでしょう。セルフレスキューが原則の山では、過酷な状況でも自力下山の方法やルートを想定する必要があり、その点で遊びながら生きる能力を磨けます。旅行中よりも、準備をしているときに人は幸せを感じるという研究がありますが、山に行く備えは命を守ります。常に食糧が手に入り、どこにいても電波の届く都会の暮らしに守られていることで失うサバイバル能力を回復するために、山のレジャーに情熱を注ぐことは有益でしょう。

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