不健康の無限スパイラル

東京の家に戻ると、食欲の正体は都市生活につきものの甘美な誘惑であることが分かります。地獄からの使者としか思えない恐怖の食べ物についつい手が伸びます。小麦粉やレクチン、砂糖を排除するはずだった固い誓いなど、今や悪魔の食べ物にしか見えないおいしそうなパンの前ではもろくも崩れます。健康的な食生活を送るためには都会的な消費社会から自分を隔離する必要があると思います。食べた直後に大量のドーパミンによる多幸感が脳に広がり、異様な空腹感が加速されます。おそらく血糖値が暴騰しているはずで大量分泌されたインスリンにより、3時間後には運動をしていれば低血糖か、あるいは不自然な空腹感を覚えることを予測できるのは以前との違いです。ここでガムでも口にして正気を取り戻さなければ、食べることで空腹が加速される不健康の無限スパイラルへ落ちて行きます。3食きちんと食べなさいという教義こそ、不健康な食生活を呼び込む呪いに聞こえます。

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