少食こそが美食

普段使うスーパーにも値上げの波がやって来ています。家計を直撃する光熱費や燃料、食品の値上げへの有効な対策は消費量の削減でしょう。一日二度の食事を一度にすればコストは半減し、よく噛む瞑想的な食事は無用に食べる必要がなくなり健康的です。食事を減らせば体調は良くなり、何より美味しく感じ充実感を得られますが、長年の習慣を手放すのは寂しいもので、たいして空腹でもないのに惰性的に食べてしまいます。空腹時の食事は労せず美味しいものを食べる最良の方法ですが、自然の道理に気づく人は少数です。食品の値上げを積極的に受け入れ、食べない自由に近づくことこそ建設的だと思います。美食文化は豊な人生を想像させますが、食欲への衝動は加速され抑制が効かなくなります。17世紀のイギリスの哲学者ジョン・ロックが言ったように、「美味とは食物そのものにあるのではなく、味わう舌にあるもの」であって、味覚が鋭敏になる少食こそが美食でしょう。

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