年末と言えば忘年会、大掃除と年賀状書きですが、いずれも廃れた印象です。わが家では未だに500枚ほどの年賀状を出し、昨日印刷しました。SNSで瞬時につながれる時代に手書きでもない、ましてや伝えるべき内容もない年賀状を出す意味に疑問を持つのは当然でしょう。紙文化への未練なのか、伝統を失うことへの罪悪感なのか、単なる惰性なのか今年も出すことにしました。2021年用年賀葉書の確定発行枚数は前年比12.6%減の21億3,443万枚で、ピークだった2004年の44億5,936万枚から17年で48%まで減少しました。若者と面倒を嫌う高齢者が出さなくなり、環境問題を口実に企業が中止すれば、残るのは現役世代がDM代わりに出す程度かもしれません。娘の高校時代、留学先との連絡は手紙に限るという学校方針を聞いたときは古風に感じましたが、心が通い本音を引き出す手紙の魔力に目を開かされました。先祖より継承してきた伝統には大きな意味があり、それを失えば取り返しのつかないことになるのでしょう。IOTによって脳まで外部化した現代人の最後の抵抗として、伝統文化を簡単に変えるべきではないと思います。