週末は小菅村にある栃の巨木コースに行きました。パンフレットを見るとハイキングコースのように錯覚しますが、多摩川源流トレイルランレースのコースの一部であり、登りもそれなりにハードで滑落すれば危険な登山道は家族連れには向きません。推定樹齢650年と言われる栃の巨樹は、甲子高原の旅館の近くにある樹齢200年以上の栃の木より二回りほど大きくその存在感に圧倒されます。巨木の多くは樹高が災いしてたいてい落雷か強風で倒れるか人により伐採されますが、現存する木はどれもそのリスクの低い目立たない谷筋にあります。東北には巨木が多く、見た中では会津若松に近い田んぼの真ん中に忽然と姿を現す高瀬の大木(ケヤキ)は樹齢約500年とされ、樹高こそ24.64mと高くないものの根元の周囲は12.55mあり、その威容はもはや木とは思えません。日本人の多くは無宗教ですが巨木に神聖さを感じ崇めるのは、そこに生命の神秘を感じるからでしょう。屋久杉のように樹齢1,000年を超えるとなると、もはや不死の生命体と言ってよく、われわれは身近にある樹木の世界をほとんど知らないのかもしれません。