ランニングハイの季節

山では平年より1ヶ月早く初冠雪が記録され、突然秋が深まった印象です。夏山は言うに及ばず、天高く澄み切った空気の秋の山も、生命力あふれる新緑の初夏も、山の楽しさは尽きません。歩く楽しさのベストシーズンなら、あたり一面が白一色の世界で覆われ険しいトレイルが走りやすくなる冬です。夏と冬が半年おきにやってくる日本に生まれた幸せを感じます。自然の中を走ることの醍醐味はリラックスと緊張を同時に感じることです。自然という多様な条件下で、風を受ける頬の感触や木々の香り、小鳥のさえずりや森の美しさを感じるリラックスと、一歩一歩の着地に集中する緊張は、人間が本来の状態に近づく幸せを体感できます。夏山が近づくときの興奮と同じように、スノートレイルが待ち遠しい季節になります。βエンドルフィンの分泌によるランニングハイと糖質中毒のシュガーハイは、モルヒネ同様の作用を示す脳内麻薬という点ではおそらく同じだと思います。シュガーハイは血糖値上昇とインスリン大量分泌で代謝を乱し酸化ストレスを増やしあらゆる慢性疾患を生みますが、ランニングハイの副作用はほどほどに楽しむ程度ならほぼ無害で健康と幸福を手に入れられます。

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