週末に滋賀県まで往復1,000kmを運転し、寄り道をしながら半分は一般道を使いました。家族3人とラブラドールが移動するにはフィアットの1.2Lで十分です。ただ機能的に移動するわけではないので車の速さなんて気になりませんし、長距離運転の楽しさに車の大きさは関係ないと思います。持て余すほどの馬力を出す現代の高級車は日本の道ではストレスにしかなりません。自動車が楽しかったのは1980年代までだと思います。1989年に発売された日産フェアレディZの3Lツインターボエンジンの最高出力280馬力(206kW)をきっかけに1989年から2004年まで自動車の最高出力を280PSに抑える自主規制が行われました。現在では700PSを超える車も普通に公道を走りますが、無分別な馬力競争とともに自動車の楽しさは虚構の世界に入り込んだと思います。強烈な個性や独自の魅力、躍動感みなぎる楽しさならむしろ排気量の小さい車に軍配が上がります。昨今の車にワクワクしないのは、頻繁にギアチェンジして走らせる非力で軽量なホットハッチが全盛だった1980年代ほどの実在的な豊かさを感じないからでしょう。