その時まで生き延びていれば

75回目の終戦記念日を迎えます。敗戦を知らない自分の世代にとってそれに近いものを探すと90年代初頭のバブル崩壊ですが、今起きているのはそれを凌駕する事態です。5月頃は、夏休みには半分程度需要が戻すのではと淡い期待をしていた観光、宿泊産業は壊滅状態でもはや見捨てられた産業に見えます。現金なものでインバウンドが消えれば観光など所詮国の基幹産業ではないという冷たい空気です。宿泊産業には3種類の事業者がいると思います。半ば止めたいと思いながら以前からの経緯で続けている所、不動産収益物件として投資対象と見ている所、クリエイティブやイノベーティブがこの産業に変革をもたらすと信じている所です。生存確率が高そうなのは労働集約、装置産業というこの上ない悪条件に未来を描き、あえて飛び込んだ後者でしょう。春から夏の観光需要ばかりか秋の行楽シーズンも蒸発すれば観光産業は文字通り崩壊します。産業の崩壊を見越してその再構築に商機を狙う人もいます。時代が変わる節目となった2020年以降の世界ではクリエイティブさやイノベーティブさが伸びしろになる社会が到来すると思います。それはそれで楽しそうな世界ですが、問題はその時まで生き延びていればということです。

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